◆猿でも出来るディスカスハンバーグの作り方！
　 ＜注：人間の食べ物ではありません。またディスカスをハンバーグにするのでもありません。＞

・ディスカス飼育をしている中でなかなか手痛い出費があります。それはディスカスハンバーグ代！
　１枚５００円から１０００円もします。これではなんとかせねばなりません。そこで今回は問い合わせの多いディスカスハンバーグの作り方について紹介いたします。今回紹介する内容は非常にオーソドックスなもので中に混入する栄養素はどこでも手に入る物を利用することにいたしました。
　

	◆ディスカスハンバーグの定番といえば牛のハツ（心臓）です。なぜこの餌が今のディスカス飼育の主流になっているのかは、かの有名なシュミットフォッケ大先生の著書「DISCUS BOOK」でビーフハートについて大々的に取り上げられたからでしょうか。 　それ以来、日本ではディスカスの餌と言えば牛のハツと相場が決まっております。これには賛否あるのですが、とにかく材料が安い！店をさがせば１００ｇ＝１００円で買えます。今回の私の購入した心臓は、(^^;)半額セールで１００ｇ５０円でした。８ｋｇ買い込みました。 　今回のハンバーグ作りではこのこの牛ハツを使用します。
	◆左の写真のように、奥様の逆鱗に触れない程度で台所を借りましょう。包丁やボールは油でかなりぬめりますので、使用後はぬかりないよう、洗い流してください。（次回に差し支えます） ◆ハツをブロックで購入した場合裏表にかなりの油がついています。裏面には血管や少し堅い皮上のものもありますのでこれを丁寧に取り除きます。 ◆下の写真のように丁寧に油部分や筋部分を取り除けば後の作業が楽になります。
	◆今回はだれにでも用意できる食材によるハンバーグ作りですので、左の食材だけで完成です。今回はテトラのディスカスフードを利用することにしました。私の友人がこのドライフードのみでディスカスをとても大きくし、繁殖までしました。なので、実際にはこのドライフードのみでディスカスの飼育に関しては十分こと足りるのかもしれません。が、それを言ってしまうと今回の企画がが成り立ちませんのでいちおう補助栄養として入れます。 ◆肝心なことですが、ミンチ機だけは必要です。 ◆下の写真、ミンチ機には都合２〜３回ミンチにかけます。最初は粗挽きをします。
	◆粗挽きをした時点で先ほど紹介した、テトラのディスカスフードをごますりマシンで細かく砕きます。 ◆ディスカスフードはかなり強烈なにおいがのこりますので、これまた奥さんの逆鱗に触れないよう使用後はきっちり洗いましょう。
	◆先ほどすりつぶしたテトラディスカスフードを水で少し溶いてやり粗挽きした牛ハツに混ぜ込みます。 ◆この時点で虫下し用を作成したければコンバントリンの粉末を混ぜてもかまいませんし、赤系用のスペシャルハンバーグを作るときは、アスタキサンチンの粉末を入れても良いでしょう。自作ハンバーグの最大の利点は自分好みのブレンドが可能ということです。最大限有効利用してください。
	◆さてそれでは粗挽きしたものを更に細かくミンチ機にかけます。稚魚がまだ小さい場合にはこの行程を２回繰り返すとかなり細かなハンバーグができあがります。 ◆下の写真はミンチ直後のハンバーグを幼魚(WWFF WR37S)に与えているところです。さすがに新鮮なハンバーグは食いつきが違います。 　この時食べ残すような大きさのハツが残っているような場合はさらにミンチ機を通す目安になりますので試し打ちとおもってやってみてください！
	◆さぁ、牛ハツのミンチが終了しました。次は袋詰め作業にかかります。袋つめはこの手のチャックの付いたフリーザーパックが便利だと思います。 ◆下の写真のようにまず、適量を決めスプーンかなにかで袋に投げ入れておきます。その後手で空気をぬきながらひらたくのばして市販のディスカスハンバーグ風に仕上げましょう。もうここまで来たらしめたもの、完成まであと少しです。
	◆完成です。このような状態になりますので、これを冷凍庫で凍らせれば、あぁ〜ら不思議！ディスカスハンバーグのできあがりです。
	◆この写真ですが、左が市販のディスカスハンバーグ５００円です。右がＤＢＣＪ特性レシピによる猿でも出来るディスカスハンバーグです。厚さもＤＢＣＪのほうが少し分厚いので容量としては丁度２倍の大きさになるのですが、ここでコストを計算してみました。 １ｋｇの牛ハツからＤＢＣＪ特性バーグは５枚とれます。（１枚２００ｇ） １００ｇ＝１００円でハツを購入していたとすると、１ｋｇ＝１０００円になります。ハンバーグが５枚取れるわけですから１枚単価は２００円になります。おおお〜！安い！　 某店の市販ハンバーグの大きさで作成すれば１枚あたり１００円ってことです。 これで市販品を１枚購入する時と比べて△４００円のディスカスコストの削減につながります。 どうです？あなたも作ってみたくなったでしょ！！